どうも、植物系Webライターのつぶまめ(@tsubutsubumame2)です。
僕は今、携帯電話代理店の法人営業部で仕事をしていますが、過去に1度だけ転職をした経験があります。
前の職場はブラックと噂される飲食業界でした。
その当時のことを思い出しながら、転職に対して思うことをつらつらと書いていきます。
目次
この記事の方向性として
初めに、この記事の「方向性」について書いておこうと思います。
まず、これから過去の経験を書いていくワケですが不幸自慢をしたいワケではありません。
また、飲食店業界を貶めることをしたいワケでもありません。
あくまで、ぼく個人の経験としてその時に感じていたことや考えていたことを書いていきます。
あと、こういう転職系の話って暗くなりやすいじゃないですか。
なので、ギャグセンス皆無な僕が面白おかしく書いていくというチャレンジ記事でもあります。
冷ややかな目で見て頂ければ幸いでございます。
結論:転職には2つのメリットと1つのデメリットがある
世間一般では、転職と言うとマイナスなイメージがついて回っていると思います。
これが転職をする際のデメリットと言えるでしょう。
でも、僕自身は転職と言うことに対して全くそうは思いません。むしろメリットだと思っています。
何故なら、
- 人生における視野が広がる
- つらい環境から自分を救い出せる
からです。
人生における視野が広がる
僕自身は転職をしたことで、自分の時間がめちゃくちゃ増えました。これが最大のメリット。
前の職場では終電以降に帰っていたので、帰宅時間が深夜の2時過ぎで朝9時頃には職場に戻るという生活でした。
深夜2時って26時ですよ。
毎日、リポビタンDを服用するというケイン・コスギもびっくりな生活を送っていました。
今の職場では毎日定時ダッシュなので、帰宅時間は19時30分~20時くらいです。
前の職場と比べると、自分の時間が6時間以上も作れる計算です。
1日の4分の1は自分が好きなことに使える時間なんです。これ凄くないですか!?
今では自分の時間が確保できるようになったのでこんなことに時間を使ってます。
- トレーニングジムで汗を流す
- 読書に費やす
- ゲームしたりする
- 基本的にはパソコン触ってる
いやー、ほんと有意義。
今までできなかった体験が出来るようになって、自分自身の視野が広がったという実感があります。
ひとつの会社で長く働いていると、なかなか視野を広げることが出来ません。
その会社の独自のルールや会社のしがらみ等、どうでもいいことに縛られ続けることで段々と視野が狭まってくるのは間違いありません。
そういった意味でも転職をしたことで視野が広がったと思っています。
つらい環境から自分を救い出せる
一般的に転職は「逃げる」というイメージがついて回ります。
逃げるという言葉は、卑怯だとか弱いヤツだとかマイナスなイメージしかありません。
でも、悪い環境で働き続けてもメリットはありません。
その環境で歯を食いしばって闘い続けたとして何か良いことが起こりますか?
僕にはさっぱりわかりません。
つらい環境で戦い続けたとしても、さらに自分を取り巻く環境が悪くなるような気がします。
勤続年数が上がればそれ相応に責任のかかる仕事が回されるようになるでしょう。
現時点での仕事でもつらいと思う内容なのに、さらに過酷になるのです。
そうなる未来しかないのなら、引き返せるうちに逃げたっていいじゃないですか。
仕事のつらさなんて当人にしかわかりませんし、周りがなんと言って来ようと関係ありません。
僕の場合は、引き留めようとする人間は敵だと認識していました。主に前の会社の幹部陣。
世の中には2パターンの人がいます。
- 仕事内容に情熱を持って取り組んでいる人
- 生きていくために仕事をしている人
前者であればそもそも仕事をつらいと思いません。好きでやってるんですし。
仕事がつらいと思う方は主に後者でしょう。
生きていくため(=お金を得るため)の一手段として仕事をしているのに、その仕事に振り回されてはいけません。
今の仕事がつらいと感じている人は、何のために仕事をしているのか?を今一度振り返りましょう。
そうして自分自身をその環境から救い出してあげてください。
僕自身は、何のために仕事をしているのか?を考えたときに思い浮かんだことは、
『楽しく生活するため』
この一言に尽きました。
楽しく生活をするためには「お金」が必要で、その為に仕事をしていたワケです。
にもかかわらず、仕事に忙殺され、むしろお金が減っていく(交通費自腹でタクシー使って帰らざるを得ませんでした)という意味不明な環境。
怒りの感情は自然とありませんでしたが、軽い鬱状態だったのでしょうか。
その時に、なんとしてもこの環境から脱せねばならない!と強く心に誓いました。
今の僕がこうしてブログを書いているのも、その当時に自分自身を救い出すために行動したからです。
その当時の自分に感謝です。
そもそも何故「飲食」?
元々、学生時代のアルバイトはテニスのインストラクターしか経験がありませんでした。
そんな中で、なぜ突然「飲食業界」に突撃したのか。
その理由は2つあります。
- ブラックと言われる飲食業界を経験すれば大抵のことに耐性がつくと思ったから
- 料理ができるようになるから
後者の理由が小学生なんですけど、これ、真面目に思ってました。
元々料理すること自体は好きでしたし(実際に家でやっていたかは別問題)。
実際、今では大方の調理はできるようになりました。
あと、料理できるって言った方が印象良く聞こえるから(小並感)。
前者の理由も、本当に思っていました。
元々飲食業界で長く働こうとは思っていませんでしたし、ブラックと言われる飲食業界でしごかれたら並大抵のことで動じなくなるだろうな、と。
今思えば、確かに並大抵のことには動じなくなったと思います。
作り笑いすらできなくなる軽い鬱状態になって耐えられなくなったから辞めたんだけどね。
耐えれてないやんw
転職しようと思ったきっかけ
はい、そうなんです。
とある日、いつも通り仕事をこなしていてレジで接客している時に笑顔が出せない自分がいることに気が付いたんですね。
どんなに頑張っても顔がこわばって作り笑顔すら出せない状態。
この状態に気付いたとき「あ、仕事やめよ」と思いました。
思っている以上に深刻な状態だったようです。
その理由は下記の2点でした。
- 終電後に帰宅する際の交通費自腹による精神的ストレス。ひと月あたり4~5万
- フルサービスのくせにワンオペという肉体的ストレス
終電後に帰宅する際の交通費自腹でひと月4~5万円という精神的ストレス
まずはこれです。
簡単に言うと、閉店時間が23時30分で僕が家に帰るための終電は0時3分。
閉店作業してレジ締めして売上げ入力して売上報告してってやってたら余裕で過ぎるんですよねw
初めのうちは職場に泊まったりしていたんですが、体調を崩すことが頻発したのでやめました。
職場は渋谷で、当時は横浜に住んでいたのですが、渋谷から品川まで移動して京浜東北線で桜木町行の終電に乗り、桜木町から徒歩で駅を移動してそこからタクシーで帰るという日々でした。
このタクシー代を交通費として申請できなかったんですね、なぜか。
そういうことで毎月4~5万円程度をタクシー会社に奉納してました。
タクシー会社の皆さん、家に帰らせてくれてありがとう。
フルサービスのくせにワンオペという肉体的ストレス
次にこれ。ワンオペ。牛丼屋さんとかよくやってますよね。
一時期、す〇家の牛丼でお馴染みのゼ〇ショーさんが問題になってましたねぇ。
僕が働いていたお店は牛丼屋さんではなかったのですが、とある店舗ではワンオペでした。
平日は忙しくて休日はクソ暇という店舗で、人件費を削るために休日はワンオペだったんです。
その当時は店長の下のマネージャーという役職だったので、従わざるを得ない状況でした。
お出迎え、接客、オーダー取り、調理、提供、更に接客、お会計、お見送り…これ全部を一人でやる感じです。
印象的だったのは、お客さんが自分でお皿を下げてきたときに「一人で頑張ってくれてるのに色々注文してごめんね」と言われたことです。
いや、お客さんに気を遣わせるってなに!?w
そもそもお皿下げさせてる時点で問題なのにwww
お客さん側が気を遣うのは二郎だけで良いと思う。
この2つが組み合わさった結果
精神的ストレスと肉体的ストレスが奇跡的に噛み合った結果、笑えなくなりました。冗談抜きで。
ただ、良かった点はその状態に気付いた時にすぐ「行動したこと」です。
その状態に気付いてから実際に退職をするまで1か月ちょうどでした。
その会社で退職する場合は最低でも半年は粘られると聞いていたので、記録を更新してやりました。やったぜ。
ちなみに僕が退職した年、知っているだけで11人の退職者が出ています(僕自身含めて)。
いや、普通にやばいでしょw 11人てww
退職して得たものと失ったもの
退職して得たもの
- 自由な時間
- 趣味
- 自分自身
退職をして多くの物を得ました。
冒頭でも書きましたが、現時点で自分だけの自由な時間が6時間も増えました。
それだけの時間が生まれたことで趣味も増えました。
そして、自分を抑えて仕事をし続けていて失っていた自分自身を取り戻したような気がします。
今の生活は本当に楽しいです。
心から、あの時に転職して良かったと思っています。
退職して失ったもの
- ……
ないです。
強いて言えば残業代と言う名の収入が減ったことくらいか。
変わらなかったもの
- 友人関係
前の会社の同期とは今でも連絡を取り合っていて、たまーに飲みに行ったりします。
言うなれば、会社の同期を裏切って先にリタイヤしたワケですが、それでも変わらず接してくれている同期には感謝です。
ちなみに、僕とよくつるんでくれている同期はすでに全員退職をしたようですw
話を聞くと、みんな「断然今の生活の方が楽しいよww」と言っていますね。
仕事がつらいと感じている方々へ
仕事がつらいという気持ちは本人にしかわかりません。
そのあなた自身が悲鳴を上げているのであれば、その声に耳を傾けてあげてください。
そして、自分自身をその環境から救い出してあげて下さい。
転職には2つのメリットがあると言いました。
- 人生における視野が広がる
- つらい環境から自分を救い出せる
デメリットもあります。
- 周りからマイナスなイメージで見られがち
でも、このデメリットって別に大したことじゃないんですよね。
周りからマイナスに見られても死ぬワケではないですし、あなたのこれまでの頑張りを知らない人たちがマイナスの目で見てくるだけです。
そんな人たちの目を気にする必要はありません。
まず大事なのは自分自身です。自分の気持ちに素直になりましょう。
人生を楽しく生きていきましょう!!