こんにちは、格安SIMライターのつぶまめ(@tsubutsubumame2)です。
この記事では、LINEモバイルを契約する前に知っておきたいデメリットについて解説していきます。
- LINEモバイルのデメリットって何?
- LINEモバイルの注意点って?
という疑問を持っている方に向けて、LINEモバイルの契約前に知っておくべき13個の注意点と対処法を解説いたします。
LINEモバイルのデメリットをわかりやすくお伝えしていくので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
LINEモバイルのデメリット13個【総まとめ】
ここでは格安SIMについて普段から調査している筆者が徹底的に調べ上げた「LINEモバイルのデメリット」を解説していきます。
調べ上げたところ、LINEモバイルのデメリットと言えるポイントは全部で13個ありました。
LINEモバイルのデメリット
販売されている端末が少なめで価格は高め←2019年8月現在では品揃えが充実しました
LINEモバイルにMNP乗り換えをするにあたって、これらのデメリットは見過ごせないですよね。
これらの注意点への対処法も交えて、それぞれ解説していきます。
音声通話SIMには12か月間の最低利用期間がある
LINEモバイルの音声通話SIMには12か月間の最低利用期間があります。
LINEモバイルの場合は「利用開始日の翌月が1か月目」となるので、申し込んだ月から数えると実質13か月間が最低利用期間となります。
最低利用期間内に解約・他社へのMNP転出をする場合、9,800円の解約手数料が発生してしまうのでご注意ください(MNP時はMNP転出手数料3,000円も発生)。
13か月目以降ならいつ解約・MNP転出をしても解約手数料は発生しません。
最低でも13か月間はLINEモバイルを使うようにすればOKです。
データSIMから音声通話SIM、音声通話SIMからデータSIMへの変更ができない
出典:データSIMから音声通話SIMへ変更できますか?|LINEモバイルよくある質問
LINEモバイルを利用していて、途中でデータSIMから音声通話SIMへ変更したいと思っても変更ができません。
その逆で、音声通話SIMからデータSIMへの変更もできません。
どうしても変更したい場合は、いま使っているLINEモバイルを一度解約してから再度申し込みし直す必要があります。
ただし、
- 新規契約時の事務手数料3,000円
- 最低利用期間内の解約で9,800円の解約手数料(音声通話SIMのみ)
の余計な手数料がかかってしまうのでご注意ください。
LINEモバイルに乗り換える前に「音声通話が必要かどうか」をよく考えましょう。
データSIMでもLINEアプリの無料通話なら使えますが、万が一の緊急電話を使うことができません。
格安SIMに乗り換えてスマホ代を安くしたい場合でも、基本的には音声通話SIMを選んだ方が良いかと思います。
完全なかけ放題プランがないので通話が多いと高額請求の可能性がある
LINEモバイルには「10分電話かけ放題オプション」があります。
10分以内なら何度でも通話料が無料ですが、10分を超えた場合は「10円/30秒」の通話料が発生してしまいます。
通話時間が長い人の場合は高額請求の可能性があるので気を付けてください。
LINEアプリの無料通話機能を使うか、Skypeなどの他のアプリを使いましょう。
10分ごとに電話を切ってかけなおせば通話料はかかりませんが、正直面倒です。
どうしても音声通話が多いという場合は、大手携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の通話し放題プランの方が良いかもしれません。
キャリアメールが使えない
LINEモバイルをはじめとする格安SIM全般に言えることですが、これまで使用していたキャリアメールは使えません。
キャリアメールとは以下のようなメールアドレスのことです。
キャリアメール
- ドコモ:@docomo.ne.jp
- au:@ezweb.ne.jp、@au.com
- ソフトバンク:@softbank.ne.jp
- Y!mobile:@ymobile.ne.jp
仕事などでキャリアメールを使っている人にとって格安SIMは不向きなのでご注意ください。
Yahoo!メールやGmailなどのフリーメール、インターネットプロバイダのドメインメールを使うほかありません。
よく連絡する人には登録しているメールアドレスを変更してもらうようにご連絡ください。
通信速度の切り替えができずバースト転送機能もない
LINEモバイルには通信速度の切り替え機能がなく、バースト転送機能もありません。
格安SIMの中には高速/低速通信を切り替えるための専用アプリがあり、速度を切り替えて使うことでデータ通信量を節約できます。
バースト転送は速度制限で低速化しているときでも最初の接続だけは高速通信と同等の速度が出るという機能です。
すでに格安SIMでこれらの機能を使っている方は他の格安SIMに乗り換えた方が良いかもしれません。
LINEモバイルでは、主要SNSは「データフリー」なのでデータ通信量を気にする必要はありません。
動画視聴をする際はなるべくWiFiに接続するか、別途WiMAXやポケットWiFiなどのモバイルルーターを持つようにしましょう。
他社からLINEモバイルにMNP乗り換えをする場合は契約名義に注意!
他社からLINEモバイルにMNP乗り換えをする場合、契約名義が同一でないと申し込みができません。
これは未成年者が親の名義でスマホを契約した時によくあることで、この場合は契約者名義の親御さんがMNP乗り換えの申し込みをする必要があります。
(現に私の弟がこの問題にぶち当たって、なかなか乗り換えることができませんでした)
対処法は以下の通りです。
事前に契約者名義を変更しておきましょう。
契約者名義は基本的にそのキャリアのマイページか、キャリアショップで変更可能です。
キャリアショップで変更をする場合は、契約名義の人でなければ手続きを行うことができないのでご注意ください。
販売されている端末が少なめで一部端末においては価格が高め←品揃えが豊富になりました
LINEモバイルでは、iPhone SEを含む11種類の端末を販売しています。
ですが2018年12月現在、11種類の内の2機種は品切れ状態が続いているので実質9機種からしか選べません。
また、一部の端末はAmazonなどで購入した方が価格が安いことがあるので端末を購入したい人はよく調べてから購入しましょう。
【2019年8月追記】
iPhone SEの販売は終了してしまいましたが、代わりにiPhone 6sを購入できるようになりました。
また、Androidスマホやタブレットの品揃えが充実し、販売端末の数が18種類にまで増えています。
最新スマホも取り扱っているので、乗り換えとともにスマホを買い替えたい方にもおすすめできるようになりました。
LINEモバイルでauスマホを使う場合はSIMロックの解除が必須
LINEモバイルはドコモ回線とソフトバンク回線の2種類から選べますが、いずれもauスマホには対応していません。
いままでauを使っていて端末はそのままに、LINEモバイルへ乗り換える場合はスマホのSIMロック解除が必須なので覚えておきましょう。
【2019年4月22日追記】
本日より、LINEモバイルのau回線がサービスを開始しました。
そのため、au版のスマホでもSIMロックを解除しなくてもLINEモバイルに乗り換えることができるようになりました。
ただし、違う回線種別(au版スマホでドコモ回線など)の場合はSIMロックを解除しておく必要があるのでご注意ください。
auスマホのSIMロック解除は「auショップ(有料)」か「My au(無料)」から手続きができます。
詳しくはau公式サイトのSIMロック解除についてをご確認ください。
新しい機種の動作確認に時間がかかる傾向が強い
新型iPhoneやAndroidなど、新機種が発売された時のLINEモバイルでの動作確認は時間がかかる傾向が強いです。
動作確認が済んでいない端末でも基本的に「SIMフリー」「SIMのサイズ」が合っていれば使えますが、あくまで自己責任の下で利用することとなります。
何かトラブルが起きた場合、動作確認が取れていない端末の場合は対応してもらえない可能性が高いので注意が必要です。
新型iPhoneやAndroidの新機種が発売された場合の動作確認が素早いのは「IIJmio」です。
同業他社も驚くレベルで素早く動作確認を行って発表してくれるので、安心して新機種を使いたい人はIIJmioを検討してみてください。
光回線とのセット割がない
スマホと自宅のインターネット回線をセットにすると割引が受けられる「セット割」ですが、LINEモバイルにはセット割がありません。
自宅のインターネットとセットにして通信費を安くしたいという人は他の回線を選んだ方が良いでしょう。
現状、LINEモバイルではセット割がないので諦めざるを得ません。
ですが、つい先日ソフトバンクとの業務提携を行ったばかりなので、今後はソフトバンク光やソフトバンクエアーでおうち割光セットが組めるようになるかもしれません。
キャンペーンは基本的にLINEポイントでの還元なので正直”微妙”
LINEモバイルで行われるキャンペーンは、LINEポイントでの還元が多いのでぶっちゃけ微妙です。
反対に、LINEスタンプやLINEデリマ、LINEショッピングなどの「LINEサービス」を使っている方にとっては嬉しい特典だと言えます。
現金キャッシュバックなどは行われていないので、キャンペーン目的なら他の格安SIMの方が良いでしょう。
現金キャッシュバックが欲しい人は他の格安SIMを選びましょう。
ただし、今後も現金キャッシュバックが行われないとは限らないので、LINEモバイルのキャンペーンページを確認するようにしてみてください。
LINEモバイル専門キャリアショップがなく即日受渡カウンターの数も少ない
LINEモバイルには専門ショップ(キャリアショップ)がありません。
大手家電量販店などにはLINEモバイルの登録カウンターがありますが、即日受取ができる店舗数は限られています。
基本的にはWebサイトから申し込むものと思っておいた方が良いでしょう。
LINEモバイルの取扱店舗はこちらから検索できます。
格安SIMについてわからないことを質問しながら申し込みたい場合は、店舗を運営している格安SIMで申し込みましょう。
- 例)UQモバイル、楽天モバイル、mineoなど
他社からのMNP乗り換えについては「LINEモバイルへのMNP乗り換えは簡単4ステップ!画像入りで解説します!」で詳しくまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
ソフトバンク回線はシステムメンテナンスが多く機能が一時的に制限される
システムメンテナンスが行われる際、LINEモバイル公式ブログで日時の発表があります。
実際にチェックしてみるとわかりますが、LINEモバイルのソフトバンク回線におけるシステムメンテナンスの数がかなり多いです。
システムメンテナンス中は、下記でまとめた機能が使えないので、不便に感じる機会は多いでしょう。
システムメンテナンス中に使えない機能
- ソフトバンク回線契約時のマイページのデータ残量表示とデータ量の追加
- ソフトバンク回線契約時のマイページの利用データ量確認
- ソフトバンク回線契約時のLINEモバイル公式アカウントのデータ残量確認
- ソフトバンク回線契約時のLINEモバイル公式アカウントのデータプレゼント
こればかりはどうしようもないので、上記でまとめた機能を使いたい場合は時間をずらすようにしてください。
LINEモバイルにMNPできない格安SIMがあるって本当?→2017年11月からなくなりました
出典:MNPができなかった他社からMNP転入が可能に!|LINE MOBILE公式ブログ
LINEモバイルについて調べていると、一部の格安SIMからはLINEモバイルへMNPできないという旨の記事がたくさんでてきます。
一部の格安SIMはこちら。
MNP転入が可能になった携帯電話事業者
- OCNモバイルONE
- Master’s ONE
- ぷららモバイル
- NifMo
- GTN MOBILE
- Sun-Netモバイル
- ANSIM(アンシム)
- Musashi Mobile
- J-mobile
- ハルモバイル
- 坊っちゃん電力のSIMカード
- 大一でんわ
- やまとモバイル
- カシモ
- J1mobile
- @Sモバイル
ですが、2017年11月4日からすべての格安SIMからLINEモバイルへのMNPができるようになっています。
特に「OCNモバイルONE」や「NifMo」を使っている人も、問題なくLINEモバイルにMNP乗り換えができるのでご安心ください。
LINEモバイルのメリットは何個ある?
ここまで、LINEモバイルのデメリットについて解説してきました。
「じゃあ、LINEモバイルのメリットは何個あるの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかと思うので、ざっくりとまとめてご紹介します。
LINEモバイルのメリット
LINEモバイルのメリットについては「LINEモバイルのメリットは17個!オススメのポイントが多すぎるので簡潔に解説!」で詳しくまとめているので、あわせてご覧ください。
まとめ
LINEモバイルのデメリット
販売されている端末が少なめで価格は高め←2019年8月現在では品揃えが充実しました
LINEモバイルに乗り換える上でのデメリット13個と対処法について解説してきました。
日頃から格安SIMについて調べている筆者から見て、LINEモバイルのデメリットは数自体は多いものの、そこまで大きなデメリットには感じられませんでした。
LINEモバイルには上記でまとめたデメリット以上に多くのメリットがあるので、気になっている人はぜひMNP乗り換えを検討してみてください。
MNP乗り換えの手順については「LINEモバイルへのMNP乗り換えは簡単4ステップ!画像入りで解説します!」でまとめているので、こちらもあわせて参考にしていただければ幸いです。